2011年02月08日

『サービスできないドイツ人、主張できない日本人』川口マーン惠美


  『サービスできないドイツ人、
          主張できない日本人』


      坦々塾会員 川口マーン惠美

    坦々塾の皆さま ブログをご覧の皆さま

 ドイツの川口マーン惠美です。ご無沙汰しておりますが、皆さまには、お元気で御活躍のご様子、お喜び申し上げます。さて、2月1日に草思社より「サービスできないドイツ人、主張できない日本人」を上梓いたしました。

   世.bmp


 どうも置いてきぼりを食ってしまったらしい祖国日本。勇気もリーダーシップも理念もない政治家と、元気のない国民。それに比して、戦後のスタートラインからその後の右肩上がりの時代を共有してきたドイツは、今では発言力を伸ばし、世界の表舞台で堂々と政治力を発揮できる国になっています。

 とはいえ、生活の一コマ一コマを見ると、日本の電車は未だに一分の狂いもなく発着し、宅配の男の子たちは、礼儀正しく親切で、常に駆け足で時間通りに配達してくれる。こんなことは、ドイツでは絶対に、人が空を飛ぶのと同じぐらい絶対にあり得ません。おまけに、庶民の一般教養の底辺は日本の方が、ドイツよりずっと高いのです。そう、日本もまだまだ捨てたものではありません。そもそも、暮らしていて腹の立つことが多いのは、なんといってもドイツです。民度(文化度?)を比べるなら、私は日本に軍配を上げるでしょう。

 結論としては、日本人は、世界でおそらく唯一の、性善説で生きている民族だということ。そして、私たちの大いなる不幸は、世界中の、性善説など夢にも見ないような人々と付き合っていかなければならないことです。

 抜き差しならぬこの世界で、どうすれば私たちの美点を壊さずに、しかも、攻撃的な人たちに負けることなく生きのびていけるかということを、ドイツのよいところ、日本のよいところを比較しながら考えてみたのが本書です(若干日本に贔屓目)。お読みいただけましたら、大変幸甚です。

 どうぞ、お体にお気を付けになって、お元気でお過ごしくださいませ。

 突然春のような陽気になってしまったシュトゥットガルトにて

                  川口マーン惠美

 この本を送っていただいて、題目を見たときは「何の本?」と思ったのですが、開いて見ると面白いのなんのって。

 私たちが日本で、当たり前に生活していることが、こんなに素晴らしい事だと改めて考えさせられる本です。

 帯に書いてある「ドイツから『すばらしい日本』が見えてくる!」という言葉は、「うん、もっともだ!」と私を納得させてくれました。

 内容をここで紹介するのは簡単ですが、読む楽しみを奪っては申し訳ないのでここでは多くは書きませんが、宅配便の時間指定つて日本のサービスなんだそうです。
サービスが「当たり前」と思っていたことを反省させられ、感謝しなくちゃ、と思う本です。

 ついでに、もう一つ。
男女の機微についても参考になることが書いてあります。
(プレゼントの仕方など)女心の勉強の教科書としてもお薦めです。(笑)

彼女(川口マーン惠美さん)は、ドイツとの比較を教えてくれていますが、この本を読んで私は日本の文化を(ドイツに限らず)他国と比較してみたくなりました。

     坦々塾事務局 大石 朋子



posted by 坦々塾事務局大石朋子 at 17:35| 東京 ☁| Comment(4) | 新刊のご紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お隣のご長男はドイツ人の奥様が一人っ子という事で、ドイツで暮らしておられます。
ドイツでは有名人だとか、舞踏家です。
その方のお姉さまは牧師さんと結婚して
日本人同士ですが、ドイツにお住まいで、その方の息子さんが、お医者さんの卵の頃にKオウ病院で研修をなすって、日本人の医者の卵があまりに豪勢な生活で、研修に身がはいっていないと、驚かれたとおばあちゃんであるお隣さんに話されたとか、
ご紹介のご本をじっくり拝読して、ドイツと日本の違いを学んで見たいと思います。
Posted by bunn at 2011年02月09日 10:45
 早速、この本を読み始めました。最初から面白い。実に面白い。まだ読み始めですが
、これは多くの人に推薦できる本ですね。
足立



Posted by 足立 at 2011年02月15日 12:03

 足立様

 私が書いたとおり、「面白いのなんのって」は、本当だったでしょう?

 最後の方の家族の問題、姓の選択については、もう一度読んで深く考えてみたいと思っています。

   坦々塾事務局 大石

Posted by 坦々塾事務局 大石 at 2011年02月15日 12:13
http://www.melma.com/backnumber_45206_5105105/

宮崎先生が書評を書いておられます。
Posted by bunn at 2011年02月18日 09:22
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