2010年07月01日

日本の財政学は健全か? 濱田實




「日本の財政学は健全か? なぜ“村八分”がまかり通るのか?」

          坦々塾会員 浜田 實

 選挙戦たけなわです。

選挙の焦点は、1に財政問題、2に我々の立場としては民主党の社会

解体政策・・・哲学なきバラマキ政治・・・です。

 財政問題に関して和佐隆弘氏はこう言っている。

経済学は@家政学/A国家財政学/B奔馬と御者学 がある。

日本人は専門家と雖も@とAしか言わない。@、Aは5年(10年)

に一度の問題を扱う。今の時代にあっては古い財政学だ。

Bは世界大恐慌のように100年に一度の問題を扱う。云わばリスク

キャピタル

 財政学で、税金の資源配分を問題視する。政治の世界でもBの視点

にたった議論が皆無、世界の奇観である。

 日本の財政学は完全に行き詰まっている。なぜ主要大学で教えない

のか?・・・学者たちが財務省の顔色をうかがい“警戒”しているか

らだ。

 表面切って教えられない。なぜか? Bを教えようとすれば、過去における

国家財政運営の不作為に触れざるを得ないからだ。

Bに通暁していた学者を3名挙げる。(インターネットで調べてほしい)

 森嶋通夫
 北野弘久(日大名誉教授)
 五天降

 3名とも、国内では“村八分”にされたが、なんと北京大学が彼ら

を招いた。

 日本は一番貴重な学者を“殺す”(村八分にする) だから経済通

といえども

@、Aに止まって、Bの議論が全くできない。偏った教育の犠牲者か

もしれない。

 なぜ中国が? 中国は日本と違って“最悪の事態”に備えているか

らだ。

 毛沢東ではないが、彼らには伝統的に「持久戦」の意識がある。こ

の点でも

日本は二周、三周遅れている。プリミティブな中国批判をしているう

ちに

彼らが、ある意味進んでいる。先を歩んでいる。

 あの国は決して「いい国」「立派な国」ではないが生き残りにかけ

てはしぶとい。

(“しぶとい”という言葉を、本気で考えてほしい。対して、日本人

は?)

Bの問題は、単に「過去に学ぶ」だけでは解らない。

「新しい歴史をつくる」覚悟が必要だ。

 そんなことを考えないと、日本人は生き残れない。さあ、どうする

か。

 平成の 坂本龍馬、勝海舟、福沢諭吉・・・らの出現が待たれる。

 先に紹介した『奔馬と御者』(園山英明/資本市場研究会)は、それ

を教えてくれる。これを読んでも解らない、これに全く関心がな

い・・・・人は

時代について行けない人、と言われても仕方がない。

いや、日本を潰すことに間接貢献するかもしれない・・・・

posted by 坦々塾事務局大石朋子 at 10:24| 東京 ☁| Comment(0) | ゲストエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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