2010年02月14日

日米問題 @ 浜田 實


    日米問題@ 

          坦々塾会員  浜田 實



 一市井の人間である私なりに日米関係の今後を憂いております。

 数年前から、ある友人の紹介で知り合った元日経論説委員の和佐隆弘氏(昭和13年生まれ、早大政経卒)が、そのときは分からなかったのですが、実は「大変な国家的問題を提起されている」と認識したのが昨年5月頃です。それ以来、何度も教えを請いました。皆さんは「それほど大変な問題ならば、マスコミで話題になっているでしょう」と思われるでしょうが、実は、今のマスコミはひたすら「情報隠し」をして国民の知る権利に応えていません。和佐氏を邪魔者扱い、異端者扱いしているから、なかなか容易ではありません。考えてみれば、つくる会が教科書問題で苦労しているのも、学者、ジャーナリストが教科書問題の実を報道しない(情報隠し)がゆえのことでしょう。



 和佐氏の言わんとするところは、賢明な塾生の皆様にはご理解頂けると思い、これから何回かシリーズで私の聞き書きメモをお伝えいたします(内容の重複はご含みおきください)。私も何とか知的理解者を増やさなければと思っておりますが、場合によっては、近い将来、和佐氏を囲んだ3〜5時間語りの説明会を企画したいと思っております。

 和佐氏を小生に紹介してくれた友人は、昨年7月脳梗塞で急逝されました。友人が「和佐さんをよろしくね」と言ってくれているようです。友人も和佐氏を無視できない言論人と知っていました。



 和佐氏のお話は、初めて話を聴かれる方は、なかなか呑み込めない、あるいは誤解されるところが多いため(本人は、自分の言うことは300時間聞かないと誤解される・・・・が口癖です)、私がその誤解を解くため、私が知りえる言葉で補足させていただきます。

 和佐氏は常々「自分の意見は誤解されることを承知で話している。理由は学者もジャーナリストもそういうことを書こうとしない、勉強しようともしない・・・。だから日経を潰すか、どこかに買収させるしかない・・自分の話は300時間聞いていただかないと理解してもらえない・・・」と言われます。

 和佐氏からは長いこと、いろいろ話を聞いておりますが、なるほど・・・その通りだと思います。和佐氏のお話を理解するには誰でも Patience が必要であり、分かれば分かるほど、学者もジャーナリストも、誰もが指摘しない日本にとって最重要な問題を提起されていることが分かります。



 ときどきお話の中で、日本アンフェアーという言葉が出ますが、それは日本を蔑んでいるとかいう単純な話ではありません。それは日本が資本主義の恩恵を受けているなら、きちんとそのルールを守るべし。それからアメリカに文句があれば言うべし、「アメリカにノー!」ではなく「アメリカにイエスと言わせよ!」・・・・簡単に言えばそういうことです。
 そうしないと、日本が弾き飛ばされる、それが現実だという話です。弾き飛ばされてからでは遅いのです。後に知らなかったと子孫に言い訳をしたところで、何の意味もありません。
 資本主義も考えてみれば恐ろしいものです。和佐氏は資本主義が素晴らしいなどということはひとことも言っていません。今の人類の知恵では残念ながらそれ以上のものがないとも言っております。資本主義を無視して、日本の人口を養うこともできない。これも現実です。現実のことを言っているだけです。



 むしろ、日本が彼らの世界をよく理解したうえで、今の資本主義を、日本精神も駆使して、もっと調和あるすがたのものに変える(換骨奪胎)ぐらいのことをしないといけない。そのためには日本人の間で、世界にも通じる本物の社会科学者が生まれるようにしないといけない。今の経済学者でノーベル経済学者の候補になるような学者は一人もいないことを嘆いています。

 資本主義は恐ろしい・・・・一生蓄財してきた冨がアッという間にゼロになる世界でもあります。そういう世界を超えるためにも、まずは資本主義を我々日本人が 理、乗り越えなくてはならない・・・そこに日本人の使命がある・・・と。

 (この使命、この方向を若者に示すことができれば、優秀な日本人のことですから、使命感をもって、資本主義に呑み込まれることもなく、前記の目的を果たす理論を考えてくれるのではないでしょうか。ゆえに「ゆとり教育」などということを国が唱導してはいけないのです。それでは日本人がバカになるだけで、世界的使命を果たせるような人物も現われません。文部省の罪は大きい!これだけで、日本の進歩を数十年、後退させました。日本の若者をふるわせるような目標を与える。他のリーダーが気付かない本質的な課題をご理解いただき、これこそ、これかの日本を支える政党の政策にも活かしていただきたい!と考える次第です。・・・浜田)



 日経が資本主義の本質を正しく伝えていない、そういう勉強をしない。だから日経を読んでいると資本主義が分からなくなる。アメリカの意図も分からない。気がついたら国民の冨をアメリカに収奪されていたということになる。

 日経しか読まない人が大多数ですから、自分の話は誤解されやすい・・と、こういう理屈になる。繰り返しますが、日経が潰れるか、どこかが日経を買収して体質を大きく変えるしかないだろう・・・とも言われています。

 ここが難しいところで、この話は誤解を受けやすい、とはそういうことと理解しております。数時間の話では、初めて聞く方はなかなか分かりにくい話です。私は既に300時間聞いていますので、だいたい分かります。

                                    (続く)
posted by 坦々塾事務局大石朋子 at 19:49| Comment(0) | ゲストエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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