2009年06月06日

原子力ビジネスからみえる国際政治最終回

「原子力ビジネスからみえる国際政治」

第六回 (最終回)

   坦々塾会員 平田文昭


4. 最後は、サベリさんの両親の、自宅での写真です。毎日の4月23日の記事です。

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毎日新聞のインタビューに答えるロクサナ被告の父親レザさんと母親の明子さん=テヘランの自宅で2009年4月22日、春日孝之撮影
以上3枚の写真を見比べてみると、1.が正式のものと考えられます。頭巾は髪の全体を覆い、色も黒です。APの提供となっていますが、APの入手元はイラン政府機関か旅券用か、何れにせよ正式の写真(日本で言えば履歴書に貼り付けるようなもの)でしょう。
2.、3.の写真をみれば、サベリさんは、ペルシャブルーのような青い頭巾が好みだと推測できます。注目すべきは、この二枚の写真とも、前髪を出していることです。4.の写真に写っているお母さんも同様ですが、これは自宅の室内です。それに対して、特に3.の写真は釈放後です。人前に出ての姿です。ムスリム世界でも保守的な地域は、こうした被り方はしません。必ず頭髪全体を覆います。
「イスラム保守」世界のはずのイランの女性が、鮮やかなベールをヨーロッパのスカーフの様に被っている。「イランにも自由の風が吹いている」というメッセージが、込められた写真ではないでしょうか。
当然イラン国内にも、こうした傾向をよしとする勢力、反対する勢力があります。6月にはイランの大統領選挙が行われます。立候補者を届け出たものは475人ですが、実際は、アハマドネジャド大統領とミル・フセイン・ムサビ氏の対決となりそうです。6月のイラン大統領選挙を注目しましょう。
まだまだ書かなくてはならないことはあるのですが、長くなりすぎるので、この辺りで一先ずお仕舞にします。

(おわり)
posted by 坦々塾事務局大石朋子 at 00:01| Comment(0) | ゲストエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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